コンピュータ レビュー

ホスティングサービスの比較 ~ HostGator vs Bluehost

アメリカで非常に有名なホスティングサービス、HostGatorBluehostを比較してみたいと思います。どちらも、広告などでよく表示されるサービスで、値段も非常に魅力的なことから、とりあえず自分のウェッブサイトを持ちたいという方々に大人気です。

実際に申し込みをして、使ってみましたので、感じたことをまとめてみます。ここでは、Shared Hosting(共有サーバ)を中心に解説します。

価格の比較

HostGatorのShared Hostingの価格 (2020-08-22現在)
BluehostのShared Hostingの価格(2020-08-22現在)

ここで表示されている金額は、新規の契約で3年間分まとめて支払った場合の一か月あたりの料金になります。

HostGatorが、月々、12か月、24か月、36か月の契約できるに対し、Bluehostは、12か月、24か月、36か月の契約期間からのみ選べます。設定料金は、契約期間によって変わります。契約期間後には、再び同じ期間を通常の料金で支払うことになります。

値段だけを比較すれば、HostGatorの方が若干安いです。

HostGator Web Hosting

お試し期間

登録後、いったんは全額支払いをしなければなりませんが、HostGatorでは45日間、Bluehostでは30日間のMoney Back Guaranteeがあります。

cPanelなどの使い勝手

どちらも共有サーバに一般的なcPanelが提供されます。Dedicated Serverで提供されるWHM/cPanelと比較すると、HostGatorが独自のロゴによるカスタマイズが気になりますが、より標準的なcPanelになっています。一方Bluehostでは、ドメインの追加(Addon Domains)やサブドメインの追加がcPanelとは別のインターフェースで行うようになっており、従来のcPanelユーザからすると最初は戸惑うかもしれません。

SSLのインストール

どちらのホスティングサービスも追加したドメイン、サブドメインに、無料でSSLが自動でインストールされます。Bluehostの方が、若干有効になるまでの時間が早い気がしました。また、HostGatorは自動でインストールされるのを待つしか方法がないのに対し、Bluehostでは手動でインストールを実行できるオプションがあります。

サポート

どちらもチャットによるサポートがあります。HostGatorでは以前チャットによるサポートはなく、チケットだけでした。それから考えると、HostGatorのサポートはかなり向上していますが、待ち時間、サポートの質という点では、Bluehostの方が良い気がします。

パフォーマンス

Dedicated Serverとは違い、Shared Hostingでは実際のサーバのスペックや同じサーバ上にある他の顧客の数が公開されていません。こちらが、HostGatorのBabyプラン、BluehostのPlusプランでPINGを実行した結果です。

HostGatorのPINGの結果
BluehostのPINGの結果

この情報だけですべてを語ることはできません。住んでいる場所、使っているプロバイダにも関係します。しかし体感として、WordPressを実行したときに、HostGatorでは多少ストレスを感じる場面があり、Bluehostの方が若干良かったです。100msを超えるようなサーバは、やめておきましょう。

最後に

サービスをキャンセルする際、必ず理由を聞かれます。契約期間後は通常料金に戻るため、ダメもとで値段の交渉を兼ねて、他社のサービス、値段を言ってみるのも良いと思います。思わぬディスカウントがある場合があります。

でも、やっぱり日本のサーバがいいなという方は、こちらをどうぞ!

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